けん玉の歴史ページを公開しました

GLOKENを立ち上げた時から、けん玉の専門法人を作るからには、歴史についても詳細に調べ、可能な限り仔細な資料として後世に残したいという思いがありました。

自分の目と手で納得いくまで調べ上げたいと思い、時間を作っては国会図書館などの資料閲覧に費やしてきました。

先週末、けん玉(拳玉、剣玉、ケンダマ)の歴史についてのページを公開することができました。まだまだ調査の段階ではありますが、文献資料の紹介を中心に一旦まとめましたので、ご覧頂ければと思います。

けん玉(拳玉、剣玉、剣玉)に関する文献資料

今回公開した けん玉の歴史(文献紹介)ページはこちらからどうぞ。

もちろん、けん玉の歴史についてはこれまで多くの人に触れる場所に公開されている説や資料もあれば、不明な部分としてそのままになっているところもありました。けん玉に関する調査・研究や、文献の紹介はまだまだ発展途中であり、議論についても十分になされてきたとは言えないと思っています。

全ての歴史資料を掘り起こすことは不可能ですし、人によって見解が違うこともあります。

まだまだ勉強不足なところもあり、今回公開したページの中にも、不明な点として残る部分や、議論の余地が残っている場所もありますが、時代が進むにつれて資料や口伝に出会うことが難しくなることを鑑みて、一旦公開させて頂きました。

けん玉のルーツを知りたいという欲求

けん玉様の玩具や道具は、世界中にあります。
イギリスを中心に世界に伝播されたと思われるカップ・アンド・ボール型の玩具。
フランスを中心に世界に伝播されたと思われるビルボケ型の玩具。
これらより古い歴史を持つと思われる、各地の先住民族が持つ伝統的な遊具み見られるけん玉様の道具など。

日本のけん玉の誕生については、フランスのビルボケの形状にも影響を受けたことは間違いないと思いますが、日本の江戸時代に突如現れたけん玉(カップアンドボール型、ビルボケ型の二つが混在していたことが確認できます)は、いったいどこからやって来たのか、どういうルートで伝わったのか、という疑問が、いまも消えることはありません。

どこかに、何かの記録が残っているのではないか、と思いつつも、いまもそれには出会っていません。

日本のけん玉の歴史と向かい合う時間

最も探したいと思う上記文献には出会えていませんが、けん玉の資料を探したり読んだりして、新しい発見があることは本当に楽しく、まるで宝探しのような、ワクワクした時間を過ごすことができました。

例えば、白黒ベースで玩具資料に載っていても、カラーのものはどこにあるのか・・・どこを見ても出典が書いていない・・・国会図書館で資料を片っ端から検索して、可能性がありそうな文献を1ページずつ探し、見つけた際にはニヤニヤしながら満足して家路につくのです。
勿論、そんな探し方をすることは希ですが、そうして出会った資料には、とりわけ思い入れがあります。

まだまだ、いくつかの資料を、考察を交えて公開しただけに過ぎませんし、今後も調査を継続します。
GLOKENのこうした活動が、今後、けん玉の歴史についての資料発掘や議論の元になれば幸いです。

未来のけん玉研究者のために

昭和43年に東京けん玉倶楽部を始め、現代けん玉の礎を築き上げたと言っても過言ではない、新間英雄氏にも何度も質問、意見交換をさせて頂きご教示頂きました。新間さんに何度もお付き合い頂かなければ、けん玉の歴史についての理解を深めることはより困難を極めたと思います。
本当にありがとうございました。

まだ、資料の出典や、調査文献の一覧(けん玉に関する記載の有無)については現在まとめている途中です。何十年の先かもしれませんが、今の自分のようにこのけん玉の歴史に向き合う人がいる時に、役に立てるように、と思っています。なんとか、一つのカタチにして後世に残したいと思います。

今回公開した けん玉の歴史(文献紹介)ページはこちらからどうぞ。

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