アメリカ(2015年6月10-16日)
2015年6月12~13日にアメリカのコロラド州デンバーにて開催されたRockey Mountain Rumble(RMR2015)に行ってきました。アメリカのけん玉シーンを牽引する団体であり最高峰のプレーヤーが多く所属する KendamaCOの5周年記念を兼ねたイベントでした。5日間の概要は下記にまとめましたが、まずは感想を。
今回のホスト団体はKendamaCOでしたが、他の各チームからもイベントを盛り立てるため参加がありました。Sweets、KendamaUSAなど、けん玉シーンをより大きく、より良くするために、アメリカ全土、そして世界を行き来するメンバーがたくさんいます。国内といえど飛行機で数時間。彼らの絶え間ないけん玉シーンへの貢献には本当に頭がさがります。
そして新しいプレーヤー、チーム、会社もどんどんできていて、毎回行くたびにスゴイ奴らに出会います。西海岸を中心に火が付き始めたけん玉がいま本当に全米に広がろうとしているように思います。
帰国時、乗り継ぎのシアトル・タコマ国際空港では、けん玉をして遊んでいる兄妹がいました。珍しいニュースポーツから、みんな知ってるけん玉へ。アメリカで、アジアで、中東で、ヨーロッパで・・・きっと世界中でそんな光景が見られるようになると思いますし、僕たちGLOKENもそれに貢献し続けたいと思います。
<Rockey Mountain Rumble(RMR2015)5日間の記録>
【初日】
深夜12時にDanielさんちに到着。すでに集まっていたメンバーとけん玉してアメリカンな食事をして寝る。昨年のBiS(バトルインシアトル)やMKO(ミネソタけん玉オープン)であったことのあるメンバーや、よく会うSweetsのMax、Christianなどもいたので、初めてのコロラドに着いたというよりかはいつもの場所にきた気分。
【2日目】
KendamaCO本社で一日けん玉、夕方けん玉を扱っているおもちゃ屋でのワークショップ。でも雨がひどくなりおもちゃ屋の中で遊ぶ。東にあるアメリカ本土にいくと時差ボケがしんどく辛い一日。
【3日目】
朝はゆっくり。午後からけん玉のカスタムペイントも手掛けるGirrさんのアトリエでイベント。KendamaCOの歴史を振り返るビデオ鑑賞会と、ひたすら夜中までけん玉をする。Girrさんは気さくでいい人。日本でもけん玉プレーヤーの中で人気ですよと伝えると喜んでくれました。
【4日目】
イベント2日目はメイン大会。 会場はビールの醸造所にあるバーとその中庭。100人くらいが集まって、大人はビールを飲みながら、ゆるやかにJAMして、あいまに大会がある感じ。OPEN部門(上級)決勝戦はKenCOのBonzとChris(June)。2-0でChrisが勝つかというところからBonzが流石の集中力と精度で3-2となり逆転で優勝。写真はInstagramにも載せましたが、バトルが終わってからの称え合う姿が本当に素晴らしいなと思います。
大会終了直後に嵐レベルの夕立となり、集合写真も撮らずに解散というか退散。シャワー浴びてGirrさんのアトリエに集まりまたまた夜中までけん玉をする。
【5日目】
Bonzさんの住むBoulderという山嶺の町へ行きハイキング。
山(岩)の上でけん玉して、山から下りて公園でけん玉して。30人くらいで山の上で山頂にたむろ。その後、ホテルが取れなかったというのでキャンプをすることに、、、なんというか全体的に無計画感溢れるコロラドだった気がします。
車をまち、、ずっと待つこと数時間。。。標高2000m。日が暮れて寒い中、一日中遊びたおした疲労と空腹感は半端なかったです。夜9時。みんなで1ピースずつ食べたピザはアメリカのピザ史上最高の味。キャンプしにいくぞと、車に乗ったら瞬間で寝てしまい、どのくらい走ったか不明ですが、とんでもない山奥へ。ねみぃ、さみぃ、と全員悲壮感漂うなか暗闇を15分くらい歩いて小屋に到着。星の下、焚き火を囲んで太鼓を叩いて酒飲んで。マシュマロ焼いて酒飲んで・・・
なんでアメリカの山奥でキャンプしてるのか謎すぎる夜でしたが、 火を囲んでKenCOメンバーと過ごしたキャンプはある意味RMR2015より濃密な時間となった気がします。
そんなこんなな5日間でした。
さて、次はGLOKENが世界のプレーヤーをホストする番です。「ウッドワンけん玉ワールドカップ廿日市2015」まであと1週間。世界一を決めるイベントであることには間違いありませんが、これからのけん玉界が、国や地域を越え、つながりを持ちながらより大きく、より良く発展して欲しいなと常に願っています。そんな人間関係の礎を作るためのイベントでもあると考えています。
(窪田)