台南旅行記
参加を決めたのはなんと大会の5日前。そしてメンバーはGLOKENから石橋、松澤、吉崎と、松本剣玉道場の嶋田さんという、なんとも異色な組み合わせ。私にとって海外出張は初めてで、しかもけん玉の技術もないので、なぜメンバーに入れられたのか謎でしたが、台湾は好きなのでついてくことにしました(笑)。
大会は台湾で一番大きいと言われている新光三越デパートのフロアの一部を貸し切って行われました。台湾、香港、韓国、日本から約150名のプレーヤーが参加。主催者は中華劍球劍玉運動協會で、台湾一のけん玉メーカーYUMUを中心に高雄、台南等台湾各地のけん玉プレーヤーたちで構成されているようです。
大会では2つのメイン競技があり、ひとつは規定技競技。
タイム競技Bを一人ずつ測り、上位16名が決勝進出。その後規定技10種目を1対1のトーナメント形式で2ポイント先取した方が勝ちというルールです。
ここでなんと石橋さんが予選トップで通過。トーナメントでも香港のアイドルLi Ho Cheungを破り優勝してしまいましたー。さすがけん玉歴10余年!
もうひとつはKWC(けん玉ワールドカップ)方式の競技。
100個の技から合計10個選び、2分間を2回プレイします。ジャッジは3人での相互審判。トリックリストも、ポイントのカウント方法もほぼKWCと同じ。いやぁ、よくぞここまで真似できたなぁと感心してしまいました。
ここでは嶋田さんが予選を勝ち上がり、石橋さんもワイルドカードで決勝進出を果たしました。
決勝もほぼKWC方式。ステージに上がって2分間でどれだけ多くの技をこなしポイントを稼げるか。
優勝者は今年のKWCにも来てくれてた香港のTang Kin Wing。KWCでは緊張して自分の力が出せなかったと言っていましたが、今回は非常に堂々としていて、難しい技をバシバシ決めてました。
大会は11時からなんと夜9時まででしたが、この2つの競技以外にも、全員参加型のミニゲームや抽選会、Screwのパフォーマンスなど、初心者でもみんなで楽しめる企画がふんだんに盛り込まれ、飽きさせない工夫がされていました。
正直、ここまで大規模な大会だと私たち誰もが思っておらず、また、台湾のプレーヤーの技術の高さにも驚かせられました。
KWCでは中学生のようにしか見えなかった子たちが、立派に大会を運営してて、すごく頼もしく見えました。プレーヤーも10代20代の若い世代ばかりで、今後はこの子たちがけん玉界を引っ張っていってくれそうな、そんな期待を抱かせてくれる素晴らしい大会でした。
台湾は近いし、安いし、ご飯が美味しいし、そしてみんな親切。来年はもっと日本からも参加しましょ~♪
(吉崎)
アジアの大会に参加するのは初体験でしたので、言葉の問題もありかなり不安でいっぱいでしたが、終始アットホームな雰囲気でとても居心地よい大会でした。今回はそんな台湾の思い出を、ショートコメントで言い表してみようと思います。
『気候最高』
『色が黒い料理はアウト、でも、それ以外は大抵美味い』
『お茶が甘過ぎるわりに、ぜんざいが全然甘くない』
『車の運転が荒いので、たまにビビる』
『大好きなベスパが大量に街を走っている』
『YUMU社長のパーカー、笑顔は素敵』
『異様に親切に世話をしてくれて感謝』
日本から4時間ほどで行けてしまう、台湾。そんな台湾のけん玉プレーヤーとは、これからたくさんの交流が持てればと思います(松澤)