フランス・オランダ with ず~まだんけ②

【オランダ編】

超刺激的だったサーカス世界大会の余韻を残しつつ、ず~まだんけと次に向かったのはオランダ!
オランダでの目的は、主に2つ。海外けん玉メーカーの老舗”Sunrise Kendama”のオーナーであるDavidが経営するお店”Amsterdam Circus Shop”( http://www.juggle-store.com/shop/home.html )を訪問すること、そしてSpike damaというオランダの定例イベントにゲストとして参加すること。
会う機会が比較的少ないヨーロッパのプレーヤー達と交流出来ることを楽しみに、まずはアムステルダムに向かいました。

アムステルダム市内に位置する”Amsterdam Circus Shop”はジャグリングの専門ショップで、ヨーロッパでは数少ないダマスポットの一つです。入口のショーウィンドウに設置された大きなモニターにはけん玉のチュートリアル動画が映っており、それを見て入店する地元のお客さんも多いとのこと。けん玉を購入する客層は、小学生くらいの子どもを持つ親や観光客が大半らしく、ビデオゲームばかりしている子どもに親が買っていくというケースも少なくないそうです。
店内にはSunriseのクラシックモデルから最新モデルまで、日本では見られない商品ラインナップが揃い、Davidのけん玉コレクションも見応えたっぷり!Davidがけん玉コミュニティで築いた歴史や世界中のプレーヤー達との交流の証を、垣間見ることが出来ました。
Davidとはランチもご一緒出来、映画になりそうなDavidの波乱万丈な人生からけん玉に対する想いなど、色々な話しを聞くことが出来ました。
ちなみに・・・Davidをオランダ人と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、彼はイギリスの出身です。あることがきっかけでオランダに長い間住むことになり、同店をオープンすることになったそうです。

アムステルダムから次に向かったのは、スパイケニセという小さな町。この静かな郊外の町では、Spike Damaと呼ばれるけん玉の定例イベントが開催されています。ヨーロッパのけん玉イベントというとEKO(Europe Kendama Open)が有名ですが、このSpike Damaは今回で8回目を迎える、ヨーロッパのプレーヤー憩いのアットホームなイベントです。
私達がゲストとして参加した今回は、史上最多の9ヵ国(オランダ、日本、ロシア、デンマーク、オーストリア、チェコ、ドイツ、ベルギー、スロバキア)から約50名が参加!イベントのルールは、GLOKENが2013年の夏に開催したGLOKEN CUP方式が採用されていました。

まず、Level 1~Level 7の各レベル10個の技の中から5つを選び、2分間に何点獲得出来るかを競います。次に、自分が獲得した点数をKENゲームカードに記入し、30分間で可能な限り多くの人とKENゲームをします。KENゲーム中、相手が自分の技を失敗する毎に、相手のカード(点数)がもらえます。KENゲームで獲得した点数を先ほどの予選で獲得した点数に追加し、総合得点上位8名が決勝に進みます。
決勝はトーナメント方式で、予選で選んだのと同じ技を交互に2分間行い、点数の高かった方が勝ちというルールです。
私もゲームに参加しましたが、初めて会うヨーロッパのプレーヤー達とのKENゲームはとても新鮮で、大変楽しかったです!

優勝したのは、Kendama USA Tribeチームに所属するオランダ出身のJoris Schweppe!彼とは2年前のEKOで初めて会ったのですが、個人的に大好きなプレーヤーの一人です。スタイリッシュで鮮やかなプレイスタイルは本当に美しくて、技のレベルも非常に高い!今年のけん玉W杯に是非来て欲しいプレーヤーです。

ヨーロッパのけん玉プレーヤーにはジャグラーが多いのですが、皆さんはMatt Hallという名前を聞いたことがありますか?彼が2007年にEJC ( European Juggling Convention ) で初めてけん玉のワークショップを実施したことから、ヨーロッパのジャグラーの間でけん玉が広まったそうです。 イギリスのレジェンドプレーヤーであるVoidさんも、彼から初めてけん玉を習ったとのこと。
今年のEKOは単独イベントではなく、EJCのイベントの一つとして実施されるため、Mattさんに会って話しが聞けたらイイなと期待しています。

ヨーロッパのけん玉コミュニティは、アメリカと比べて落ち着いている印象が強く、けん玉をライフスタイルの1部として自分なりに楽しんでいるプレーヤーが多いように感じました。使用しているけん玉も、大空やPlay Kendama (ドイツの安価なメーカー)が目立ち、あまりお金をかけず、のんびり仲間と楽しんでいる感じ。
その中でもドイツのコミュニティは比較的熱心で、German Kendama Open (ドイツ全国大会)を一昨年から実施しています。今年の6月にはKendama Hannover主催で、初のフリースタイル大会も開催するそうです。
Kendama Hannoverは約10名で構成されるドイツの新しいチームで、イケメン揃いのクール集団です!チェコでもCzech Kendama Openを開催しており、けん玉のオリジナルブランドも立ち上げています。

私達の滞在中、地元のオランダプレーヤー達が本当に素晴らしいホスピタリティと居心地の良い素敵な時間を提供してくれました。ささやかではありましたが、感謝の気持ちとして、ず~まと日本食を1品ずつ作って夕食をプレゼントさせていただきました☆(ちなみに日向はお好み焼き、コダマンは豚キムチ炒飯、イージーはそうめんちゃんぷるーを作りました!こういう時のために日本の得意料理を持っておくのって大事ですね 笑)

ヨーロッパのけん玉イベントも引き続き応援・協賛していきたいと思っていますので、是非皆さんも、ヨーロッパシーンに今後もっと注目してみてください! (日向)

Spike Dama

Spike Dama

Spike Dama

オランダ

オランダ

オランダ

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