シンガポール出張レポート(2016年6月17~21日)

~シンガポールNo.1を決める、白熱のシンガポール全国大会に行って来ました!~

3年ほど前から急激にシーンが大きくなっているシンガポール。昨年には第1回目となるシンガポールの全国大会”Singapore National Kendama Championship (SNKC)”が開催され、地元ブランドやチームも続々と生まれるなど、シンガポールは今後もコミュニティの成長と進化が楽しみな地域の一つです。

今年もSNKCが6月18日・19日で開催されることが決まり、今回のチャンピオンをけん玉ワールドカップ2016 (KWC2016) に招待するという連携から、ゲストジャッジとして大会に参加させていただきました。

シンガポールには、昨年4月にも東急ハンズさんとのコラボイベントで遠征したのですが、この1年でプレーヤーのレベルが格段に上がっていたことに大変ビックリしました!1年前はまだ一回転灯台が出来なかった少女(Nadira)が、今やSweetsにスポンサーされるプロプレーヤーになっていたり、ジャグリングやタップ系など難易度の高いトリックを簡単に決めてしまう若いプレーヤーがウジャウジャいたりと、この1年で劇的な変化を遂げていました。

大会の競技エントリー総数は120名で、ほとんどが10代の若いプレーヤー。前回のチャンピオン含め、昨年活躍した20代のプレーヤー達は新しい世代にチャンスを与えるためエントリーせず、運営側にまわっていました。

初級・中級・上級の各レベルの予選が初日に実施され、決められた技を順番通りに早く成功させたプレーヤーが勝つ「ラダー方式」が採用されていました。
2日目の決勝も初級クラスと中級クラスはラダー方式だったのですが、上級クラスは、KWC2016の公式トリックLevel7以上の技を持ち時間3分で可能な限り挑戦し、合計点数が最も高かったプレーヤーが優勝という衝撃ルール!
そんな超難易度の高いルールで試合が成立するのかと心配しながらジャッジ席で戦いを見守っていたのですが、Level10を決めるプレーヤー続出で会場は大盛り上がり!
1個もトリックが決められなかったプレーヤーも数名いましたが、シンガポールのトッププレーヤー達のレベルの高さに大興奮しました!
優勝したのはAnson (Instagramアカウント名:@im.anson)という超若手プレーヤーで、地元チームLittle Badge Storeに所属しています。

Catch and Flow(けん玉フリースタイルの世界大会)の方式を採用したフリースタイル部門も本当に凄かった!45秒の持ち時間でタイトロープ(ヒモをピンと張り、そこにけん先を乗せる超絶バランス技)からボーダーバランス(玉の上にけん先を乗せる難易度の高い技)のコンボが1発で決まった時には、ジャッジ席から飛び上がって絶叫してしまいました(笑)。
独特なダンスの動きを取り入れたクリエイティブな技や、観客を楽しませる演出など、最高に刺激的なフリースタイルバトルでした!
何とフリースタイル部門もAnsonが優勝!彼は、間違いなくシンガポールのBonz Atronです!

今回のシンガポールツアーは、初の海外単独遠征、海外試合初ジャッジ、ミニゲームMCなど初めての経験に色々とチャレンジさせていただき、個人的にも大変実りの多い出張となりました。シンガポール全体の大きなけん玉コミュニティであるKendamaSGのメンバーとも交流をさらに深めることが出来、彼らのけん玉に対する姿勢や情熱、愛情も改めて学ばせていただきました。 (日向)

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