MKO2016出張レポート①(10月14日~11月1日)
2016 年10 月28 日(金)~30 日(日)にかけてアメリカのミネソタ州にて開催された MKO(ミネソタけん玉オープン)に参加してきましたので、その様子をご報告したいと思います。
MKO は今回で4 年目となり、2 年目の2014 年からは会場をモール・オブ・アメリカという世界最大のショッピングモールにて開催しています。今や北米最大のけん玉大会となっています。
今回はアメリカ全土26 州、そして日本を含め5 か国からの参加がありました。
大会の部門は大きく分けて2 つ。規定技部門とフリースタイル部門です。規定技部門はまた、初心者、中級者、上級者(オープン)と3 つのクラスに分かれます。
1 日目(ホテルにて開催):フリースタイルの予選、オープンの一回戦
2 日目(モールにて開催):初心者、中級者クラスの予選と、オープンのベスト8 まで
3 日目(モールにて開催):各部門各クラスの決勝
という3 日間構成。
これは世界各地の大会の中でも最長クラスではないでしょうか。長丁場、それも会場の移動を伴う国際大会を、大きな事故なく運営した Sweets メンバーの責任感、チームワークは本当に素晴らしく、尊敬します。
最もハイレベルとなるオープン部門には全米、世界からTOP プレーヤー140 名がエントリーしました。これまでの大会の歴史の中でも、最も出場者が多く、けん玉シーンの成長が映しだされていました。フリースタイル部門も、8 名が招待選手が占め、当日の予選でさらに8 名を選らんで計16名での トーナメント方式(1 対1 で、互いに45 秒間を2 ターンの自由演技し、3 名のジャッジにより勝敗を決める)という Catch&Flow スタイルで実施されました。
フリースタイルも、オープンも、世界の名だたるトッププレーヤーが揃っていましたので、1 戦1 戦が、本当に白熱した、会場の興奮度は盛り上がりっぱなし、と大歓声で溢れるバトルばかりでした。
結果は、
【フリースタイル】
優勝:Bonz Atron 2 位:Jake Fisher 3 位:Logan Tosta
【オープンクラス】
優勝:Nick Gallagher 2 位:CJ Martinez 3 位:Zack Gallagher
となり、日本人選手では、広島から参加したKendamaUSA の一員、乗岡信吉さんが両部門でベスト8となりました。
アメリカではけん玉の人気がどんどん高まっていますが、まだまだ新しいスポーツで、知らない人の方が圧倒的に多いです。大会には、けん玉の認知度を上げ、けん玉に興味を持ってもらうきっかけにする、という大きな役割があります。超巨大ショッピングモールを訪れる人々が大会の様子を見れるという、けん玉にとって最高のPR の場でもあり、体験エリアでけん玉に触れ、その場でけん玉を買って帰るという人もいます。まだまだこれから大きくなっていく予感のするアメリカけん玉事情です。
また、今回は日本から12 名がMKO に参加しました。これには主催者も非常に喜んでくれ、来年はもっと多くの参加を待っていると、何度も声をかけてくれました。
言葉の壁はもちろんありますが、同じけん玉を好きなもの同士です。コミュニケーションを取るのはそんなに難しいことではないように思います。ご興味ある方は是非、MKO2017 へ行きましょう!(窪田)