ヨーロッパ出張記(12月5日~14日)②
【デンマーク編】
フランスの次は、メイン目的であるドイツへ。デンマークで4時間の乗り継ぎがある便でしたので、念願のKROMショップへ!空港へThorkildが迎えに来てくれ、そのままタクシーでショップへ。何度も映像で見たあのKROMショップが見れて嬉しかったです。
1時間程度の滞在でしたが、撮影したり、ビルの屋上でけん玉したりと遊んで、バイバイ。あっという間のデンマーク滞在ですが、とても思い出深い4時間となりました。
【ドイツ編】
その後ドイツのハノーファーへ飛び、現地のけん玉コミュニティのボス的存在であるOle(オーレ)と合流。この日から3日間は彼の家でホームステイです。日本にいるときから出張&移動続きだったので、3日連続で同じ場所で眠れるのが嬉しくて嬉しくて。
その夜は彼の手作りチリを食べながらどんどん集まってくるダマ仲間とひたすらKENゲームをして、深夜まで遊んでいました。
ハノーファーのけん玉コミュニティは大学生が多く、体力があります。その後、翌日のイベントにむけてカードを作成したり、景品を仕分けたりと準備している姿を見て、自分の学生時代を思い出しました。(広島大学けん玉サークルDAMAけんを作り、けん玉を広める活動をしていた学生時代です)
翌日の土曜日、クリスマスマーケットを通り、ハノーファー駅近くのイベント会場へ。劇場の一角なのですが、なんでも市からの補助があり、毎週の練習会でもイベント時でも無料で借りられるとか。
続々と集まる参加者。ハノーバー広島友好協会からも会長はじめ数名が来られていました。広島市とハノーファー市は姉妹都市だそうです。
その後、デンマークからも車で片道8時間かけて4名がやってくるなど、国際大会のような顔ぶれに。キッズも含めて40~50名の参加者となり、KENゲームや、レベル別のラダー、フリースタイルと盛り上がりました。
主催のOleさんも、こんなに集まると予想していなかったし、子ども達も参加してくれて本当に 嬉しかったと、話していました。
ドイツでは近年、ここハノーファーやミュンスターで人気が出ているようですが、今後もっと拡大していくには、子どもの参加者をどう集めて育てていくかという事を意識しているそうです。
夜はケバブを食べて家で夜中までけん玉。色々とヨーロッパのけん玉事情を聞きました。
日曜日、日本人で現在長くドイツに住んで、けん玉コミュニティにもがっつり入っている新井さんが合流。夕方までけん玉をして、デンマーク勢は帰国があるので別れ、その後はゆったりとホットワインを飲んだり、けん玉したりして過ごしました。
新井さんが色々と調整してくださったおかげで実現した今回のドイツ訪問やイベントでしたので、本当に感謝しています。
【オランダ編】
月曜にはドイツからオランダのアムステルダムへ。電車で4時間程度の移動。駅にはKendamaUSAのTribeチームメンバーでもあるJoris(ヨリス)が迎えに来てくれました。アムステルダムの街並みを歩きながら、ビデオの撮影をしたり、アンティークのお店で古いけん玉(ビルボケ)を探したりしました。
夕方、Sunriseのショップ(正確にはジャグリンググッズ専門店ですが)を訪問し、 Sunriseけん玉産みの親であるDavidさんと再会。近況や来年の展望を話しあったりと、とても心地よい時間でした。
今では海外のけん玉というのは数えきれないほどブランドがありますが、その先駆けはSunrise(サンライズ)であり、海外けん玉=サンライズという時代がありました。ほんの6、7年前のことです。そう思うと現在のムーブメントの広まりとスピードには改めて驚かされます。
Davidさんはジャグラーで、ジャグリングがサーカス団の秘伝技術という位置づけだった時代に、技術をオープンにし市場を開放、ジャグリングや大道芸をより一般的なものにした先駆者でもあります。そんな時代があったことさえ想像もつきませんが、まさに新時代を作った人。けん玉も、日本にしかなかったなんて想像もつかない、という時代が確実にやってきます(もうすでにそうかも)。
ニコやかで、振る舞いはまさに紳士な60歳。先日、82歳になったらフランスのヴァンクレームさんのように笑顔でいたいと書きましたが、60歳ならこのDavidさんかなと、一緒に食事をしながら思いました。
その後、Jorisやその友人とけん玉をして、寒さが限界にきたところでバイバイ。 帰国便のために立ち寄っただけのオランダですが、どこに行っても友人がいて、遊んでもらえること、本当にけん玉に感謝です。(窪田)