「けん玉の日 2018 in 長井」レポート
今年も5月14日「けん玉の日」を記念して、「けん玉のふる里」として、日本一の競技用けん玉生産量を誇る山形県長井市にて、けん玉イベントが開催されました。
▼開催概要
https://www.gloken.net/jp/blog/201804161603/
けん玉の日は、毎年様々な地域にてイベントを開催しようとGLOKENは考えています。昨年は東京都亀戸、そして今年は山形県長井市にて開催されました。
長井市での開催となったきっかけは今年の1月、長井市にあるけん玉広場「SPIKe」にて、長井市のけん玉を下支えしているスパイクファミリーとGLOKENで、小さなイベントを開催したことでした。
【けん玉のふる里 長井市の底力!】
GLOKENの常なるテーマでもありますが、今回のイベントはけん玉を活用して、長井市を活性化させること、けん玉を通して社会に貢献する事を主軸に置いたときに、いかに長井市をPR出来るか?そしていかに長井市の経済が潤うか?というこのふたつがポイントでした。もともと長井市ではけん玉に予算を立てており、それによってけん玉広場「SPIKe」ができたり、スパイクファミリーの活動の資金源になったりしています。今回のイベントの主軸になった「#けん玉チャレンジラリー」は、もともとスパイクファミリーが、長井市で実施していた「けん玉チャレンジ」が元になっています。
スパイクファミリーが、商店街にけん玉を寄贈し、そこでけん玉にチャレンジすると何かしらのサービスを受けることができる。この施策にポイントラリーとしての要素を足して、さらに長井市を巡り、いろんなところを見てもらえる状況を考えました。
商店街への、協力のお願いと説明を1店舗ずつ行ったスパイクファミリーの方々の尽力もあり、50店舗を超える協力参加店を獲得することができました。
【けん玉のふる里 長井のルーツ】
そもそもなぜ長井市がこれほど、けん玉に熱いまちなのか?というと、山形工房の前身「山形博進社」にて1970年代初めのころから競技用のけん玉を藤原一生さんと開発し、1977年より製造を開始していたことに端を発します。
さらに山形県で、1992年に行われた第47回国民体育大会(べにばな国体)の開会セレモニーのけん玉パフォーマンスをするために集められた、3年間けん玉の練習し続けた1980年生まれの子どもたちが、大人になりけん玉で地域おこしをするために再招集されたメンバーなのです。このことから彼らを「べにばなレジェンド」として呼称し、現在では「スパイクファミリー」として活躍しているのです。
スパイクファミリーと山形工房が中心となって、2016年2月には、「長井式大皿ドミノ」(けん玉の大皿を連続で載せていく種目)で連続114人という記録を打ち出し、ギネス世界記録にも認定されました。
また、みなさんご存知。けん玉2014年けん玉ワールドカップ第3位の秋元悟さんも、地域おこし協力隊員として、「SPIKe」の管理人をしつつ、市内外のイベントでパフォーマンスを行ったりしています。
【裏テーマだった「#けん玉チャレンジプロジェクト」】
5月13日に行われたメインイベントの中で発表された「#けん玉チャレンジプロジェクト開始宣言」。実はこの各店舗だけでなく、なんでもいいからけん玉チャレンジをしてインスタグラムで「#(ハッシュタグ)けん玉チャレンジ」を付けて投稿すると、100投稿につき1本の苗木が、山形工房が提供して下さった土地に寄贈されるという、「けん玉の森」をつくるプロジェクトへ繋がっておりました。すでに指名をうけて「#けん玉チャレンジ」の投稿をしてくださった方もいると思います。まだ投稿していらっしゃらない方はぜひご協力いただけますと幸いです。
【けん玉の in 長井の感想】
本イベントには105名の方が参加し、約50%の方々が県外から参加されました。けん玉の技を競うイベントではなく、けん玉を通して長井市を歩き、長井市のおいしいものを食べ、美しい風景をみて、地元の方々と交流する。本当にけん玉は素晴らしいコミュニケーションツールだと実感しました。
全く訪れる人がない場所が1店舗でも出てくるのではないか?という懸念もありましたが、そんな心配は何のその、ほぼ全ポイント地点をまわった強者も少なくありませんでした。(お休みの店舗は回れませんでした。)
また、今回メインイベントで登場した、商工会議所の公認キャラクター「バーニック・ナガイ」と、テレ東コミュニケーションズ・QUON・KOO-KIの三社で実施している共同プロジェクト「忍者ベアー」のパフォーマンスも、映像との融合したけん玉パフォーマンスとして、今までにない新しい兆しを見ることができました。このパフォーマンスは今年のけん玉ワールドカップでも実施されますので、是非お楽しみに。
けん玉の日 in 長井は、参加して下さった方々も、商店街のみなさんも、長井市のみなさんも楽しいイベントだったという声をいただき、2018年のけん玉の日を大いに盛り上げることができたのではないかと思います。
また、#けん玉チャレンジラリーなかなか面白いイベントフォーマットになったのではないかと思っています。またさらにおもしろい形で、どこかのまちでできたらいいなと思っております。長井市のみなさん。参加して下さった方々。本当にありがとうございました。
GLOKEN 上島(シマヲ)