「ケン玉ノ日2019 in 呉」レポート
5月12日に行われた「ケン玉ノ日2019 in 呉」の実行委員会の金子さんからレポートをいただきましたので、ご紹介いたします。
広島県呉市でけん玉の啓蒙活動に勤しんでおります、呉イジーけん玉クルーNichiGetsのカネコDX、改め、日月ボール生誕100周年実行委員会の金子と申します。
けん玉を始めて4年、GLOKENさんとの出会いから3年、けん玉の日が制定されて3年目の今年、広島県呉市にて日月ボール実用新案登録100周年を記念した”ケン玉ノ日2019 in 呉”を開催することが出来ました!
なるべく簡潔に当日の様子を振り返りながらお伝えしたいと思いますのでお付き合いください。
開催日1週間前には雨予報でしたが、日を追うごとに降水確率は下がり、絶好のけん玉日和で当日を迎えました!
受付開始後、続々と各地のけん玉プレーヤ―を始め、地元呉市の方々、海上自衛官が会場内にそろい、一大イベントが幕を開けました!
ステージではGLOKEN代表の窪田さん、RCCラジオパーソナリティ、おだしずえさんことしーちゃんの2人による司会!それぞれがけん玉のプロ、初心者という異なった目線で、どなたでも楽しめるトークが繰り広げられました!
まずはけん玉の歴史と呉の関係を分かりやすく話してくださり、生誕から100年を迎えた現在、最先端のけん玉である「電玉」の紹介、TERRA KENDAMAのロッドによる圧巻のステージパフォーマンスを見せてくれました!
KWCでもお馴染み、KENDAMASONGのRED★EYEさん、呉出身のシンガーMaicaさんの歌で会場を盛り上げていただきました!
呉市公式PRキャラクターの呉氏くんも駆けつけてくれ、世界記録挑戦する皆を激励してくれました!
そしていよいよ呉初公演、ず~まだんけによる、けん玉パフォーマンス!
始まるや否や、大人も子ども釘付けになり、会場のテンションは最高潮!
興奮冷めやらぬ中、呉市長、呉地方総監部幕僚長からの激励の言葉をいただき、会場の雰囲気はいよいよギネス世界記録更新一色へと移り変わりました。
炎天下の中、少しでも待機時間を短くするため、スタッフ、参加者の方にご協力 いただき、想定よりも早く挑戦時間を迎えることが出来ました。
挑戦エリア内に850名(正確には869名)の挑戦者が整列、全体練習を5回ほど行い、公式認定員をステージに迎え、いよいよ挑戦の時!
記録名を読み上げられ、静まり返った海自基地に、認定員の流暢な英語での掛け声が響き渡ります。
「Three, Two, One, GO! 」
一斉に大皿をする音、そして皿に玉がのる音、と同時に会場のあちこちから沸き起こる歓声、記録監視員による集計が行われ、待つこと20分、、、
再びステージに現れた認定員により、結果が言い渡されました。
「越えなければならない記録は361人、皆さんの記録は、、、、、
695人!見事記録更新です!」
この瞬間、張りつめていた糸が切れ、会場は歓喜の渦に!みんながハイタッチを交わし、大皿を載せた人も落とした人も、一緒になって喜びを分かち合いました!
開庁130周年を迎える第一庁舎での記念撮影も行い、ホストである海自呉基地の皆さんも喜んでおられました! けん玉というキーワードに1000人を超す人が集まり、一つの目的のために力を合わせ、その時間と経験を共有する。
けん玉の持つ、無限の可能性の一つだと身をもって実感した瞬間でした!
規模の大小は関係なく、この気持ちをこれからも体験し、共有していきたい、ま たそれが出来るのがけん玉だと、決意を新たにし、今後もけん玉の更なる発展に微力ながらお手伝い出来ればと思うのでした。 参加してくださった皆様、応援・ご支援くださった皆様、共にイベント作りをしてくれた皆様、そして今日までのけん玉シーンを築き上げてくださった偉大なる先人たち、そしてけん玉を愛し、けん玉に愛された皆様のお力の賜物です。
改めて心より深く御礼申し上げます。
そして呉でのけん玉シーンはまだ始まったばかりです。このイベントを皮切りに呉市民の方が、自分の住む町にけん玉のルーツがあることを知り、更にはこのケン玉ノ日を境に、生誕から100周年、文化として更に深く根付いてくれることを願います。
今回のイベントでは全国からの協賛、応援、クラウドファンディングによる支援をいただきました。けん玉発祥の地、廿日市市からは木材利用センターから、貸し出し用のけん玉を250本も貸し出していただき、記録更新に大いにご協力いただきました!
地方で、しかもけん玉シーンがほぼ根付いていない土地で、これだけ盛り上がることが出来たのも、今日までの皆様のけん玉愛の賜物です。
今回のイベントは、構想3年、準備期間半年!というなかなかハードなものでした。 日月ボール実用新案登録をけん玉の100周年とし、GLOKEN、ず~まだんけ、沢山のけん玉プレーヤ―、ファン、呉市民と一緒にイベントを作りたいと思い立ち、行政、海上自衛隊と、多くの方に支えていただき、開催にこぎつけることが出来ました。
今後はこの度いただいたお力を、少しずつでも返していけたらと思いますので、共に新しいけん玉の時代を作っていく皆さま、どうぞよろしくお願いいたします!
(日月ボール生誕100周年実行委員会 金子)