日常に「楽しい」をもっと② ~けん玉ワールドカップ~

 代表理事を務める一般社団法人グローバルけん玉ネットワークは、2014年から毎年、けん玉ワールドカップ(以下、けん玉W杯)を開催しています。開催場所は、けん玉発祥の地とされる広島県廿日市市。けん玉の聖地に、毎年世界中からけん玉愛好者が集まります。

 大会は2日間で、初日に予選、2日目に決勝を行います。予選には誰でも参加でき、今年は海外選手86名を含む452名が出場しました。と書くと「え!誰でも参加できるの?」と思うかも知れません。

 けん玉W杯では、3分間で様々な技に挑戦し、成功した技の難易度に応じて点数が得られます。レベル1から、世界のトップ選手でも難しいレベル12までに技を分類しており、選手が自分の好きな技を選んで挑戦します。 

 どんな競技でも「できない」とか「(すぐに負けて)はずかしい」という声が聞かれますが、けん玉W杯では優勝者(世界一)を決めつつも、誰もが参加し楽しめる大会にしたいと考え、ルールや運営方法を工夫しています。そして、初心者の「できない~」という声を「できた!」に変えることをとても大切にしています。易しい技には、例えば「手を使って玉を皿に載せて、ケンケンパする」があり、成功させると1点が入ります。これならできる気がしませんか?

 易しい技や年代別表彰を取り入れ、多くの参加者が、自己記録や目標と戦うというマラソンにも似た感覚を持てるような演出もしています。技術、年齢、国籍も超えて今年は6歳から80歳までの幅広い層が参加しました。上位を目指す人も多いですが、2日目に残れるのは35名のみ。決勝ステージでは、ハイレベルな技に満員のアリーナから歓声が沸きあがり、興奮状態の会場から新チャンピオンが誕生します。会場やネット中継で大会を見ている人がトップ選手に憧れ、未来のチャンピオンを目指すという循環も期待しています。

(グローバルけん玉ネットワーク代表 窪田保)

2019年10月24日 「市民タイムス」掲載

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