けん玉検定と、日本けん玉協会運営けん玉道級段位審査(認定)について
新型コロナウイルスの影響による、自宅時間の増加等から、軽運動としてのけん玉や、けん玉の健康効果が注目されたこともあり、最近新たにけん玉を始めた方が多くいらっしゃいます。嬉しく思うと共に、お問合せ頂く内容から、けん玉検定と日本けん玉協会様が運営するけん玉道級・段位審査と混同される方がいらっしゃることも承知しております。
「けん玉検定」は、「けん玉道級・段位審査」とは異なることを明確に案内するページが必要と思い、本記事を作成しました。
結論的には、けん玉検定を運営する弊社・一般社団法人グローバルけん玉ネットワーク(GLOKEN)としては、けん玉の本質は「遊び」であると捉えている一方で、日本けん玉協会はけん玉は遊びではなく、伝統ルールや型を重んじる「けん玉道」としている、というのが根本的な違いとなります。
はじめに(GLOKENについて)
けん玉、そしてけん玉検定に興味を持って頂き、弊社ウェブサイト及び、けん玉検定公式サイトにご訪問頂き、誠にありがとうございます。
弊社、一般社団法人グローバルけん玉ネットワーク(略称GLOKEN / グロケン)は2012年に設立、世界中のけん玉ファンと手を携えながら「けん玉で世界をつなぐ」をコンセプトに活動を続けています。
それは、けん玉を通じて、みんなの日常に「楽しい!」という瞬間や声が沢山ある社会づくりに貢献する、という理念をかなえるための活動です。
2014年からはけん玉ワールドカップを毎年開催、これまでに30か国以上から参加者を受け入れ、けん玉の世界大会を運営してきました。
関連リンク
・一般社団法人グローバルけん玉ネットワークについて
・サポーター募集中です
・けん玉販売・通販サイト
けん玉検定について
けん玉世界一を決める大会を運営しながらも、けん玉は上手い人だけのモノではない、と常々思っています。「いつでも・だれでも・どこでも」楽しむことができるのが、けん玉の良いところです。競技として一定のルールを決め、スポーツ化しつつも、根本的にはけん玉は遊びであると考えています。
けん玉遊びに触れ、けん玉を手にとる全ての人に、できた喜びや楽しさから、けん玉を好きになって欲しい、という思いからスタートしたのが、「けん玉検定」です。
けん玉検定の特徴の一つは、大皿よりも易しい技(=遊び方)を取り入れた点です。
簡単なだけではなく、楽しみながら遊ぶことで、けん玉に必要な体の動きが自然と身に付くような遊び方を取り入れ、体育遊びの専門家の監修を受け設計しています。
楽しみながら、「ホップ・ステップ・ジャンプ」の考え方で、けん玉のテクニックを段階的に習得でき、小さな子どもからご年配の方まで、誰もがトライできる検定です。
そして、より多くの方にけん玉の楽しさを伝えるため、2018年から「けん玉先生」という、検定員資格と指導者資格を兼ね備えた資格研修制度も開始し、今では500名を超えるけん玉先生が誕生しています(2020年5月)。
けん玉教室やイベント、また、オンラインけん玉検定等を通じて、年間数万名の方がけん玉検定を受検しています。また、アメリカをはじめ海外でもKendama Kentei Testとして認知され、多くの方にチャレンジして頂いています。
けん玉を通じて、「できた!」「楽しい!」「もっとやりたい!」という声がますます増えることを願い、けん玉検定を、けん玉を楽しむ一つのツールとして活用頂ければと願っています。
関連リンク
・けん玉検定の特徴
・けん玉検定を受ける3つの方法(対面、オンライン、アプリ)
・けん玉マップ(全国のけん玉教室などスポット情報)
※「けん玉検定」は、一般社団法人グローバルけん玉ネットワークの登録商標です
登録商標第6109638号
けん玉道級・段位審査について(日本けん玉協会)
ページ冒頭にも記載しましたが、「けん玉検定」は、「けん玉道級・段位審査」とは異なるシステムであるという事を明確に案内するページが必要かと思い、本記事を作成しています。
日本国内において、けん玉に関連した到達度を測る基準が複数あることは、特にけん玉初心者の方には分かりづらいことと思います。
「級段位認定」という呼ばれ方で定着しているのは、日本けん玉協会主催の基準で、正式名称は「けん玉道級・段位審査」(協会規定より)となっています。
日本けん玉協会は けん玉の基本理念を「けん玉道」としその奨励及び振興を図るため、けん玉道の競技と文化両面での普及を目的とした協会。2002年にNPO法人になった。2012年に一般社団法人へ組織変更。2014年に公益社団法人として認定された 法人です
(引用:ウィキペディア(Wikipedia)2020年5月28日』
けん玉道級・段位審査の特徴としては、
・禁止事項を含めた動作に関する厳格な規定がある
・受審は所定のけん玉しか認められない
・「道」として、所作・礼儀を含めた型を定めた点
等があり、正しいとされる技のやり方に沿う必要がある点と言えます。
※弊社代表・窪田保は2000年から10数年にわたり日本けん玉協会の会員であり、自らもけん玉道段位を取得し、また最後の2年間は理事職を務めておりましたので、協会の基本的な考え方や理念については承知しているつもりですが、解釈に相違があってはいけないので、公表されているけん玉道級・段位審査規程等から一部引用させて頂きました。
まとめ
弊社GLOKENとしては、けん玉の本質は「遊び」であると捉えている一方で、日本けん玉協会はけん玉は遊びではなく、伝統や型を重んじる「けん玉道」としている、というのが根本的な違いというのが結論です。
以上、長くなりましたが、これまで「けん玉検定」と「けん玉道級・段位審査」は違うということを説明するページがなかったことから、一部メディアによる報道内にけん玉道級・段位審査が「けん玉検定」として紹介され、誤解が生じる事案が発生したことについて反省しています。
「けん玉道級段位審査」、「けん玉検定」がともに、それぞれの理念を元にした別の仕組みであることを理解頂ければと思います。
けん玉を手に取る全ての方に「できた!」という喜びや達成感を体験して頂くお手伝いができればと思い、今後もけん玉検定、ならびにけん玉先生資格制度の運用等に力を尽くして参ります。
2020年5月29日
一般社団法人グローバルけん玉ネットワーク
代表理事 窪田保