市民タイムスけん玉大会2023「ノセメガネカップ」実施報告

※この記事は後半にけん玉ライターChan_Eriの参加感想付きとなっています。

2023年2月25日(土)、26日(日)、長野県安曇野市にある「安曇野スイス村 サンモリッツ」にて第5回目となる市民タイムスけん玉大会2023「ノセメガネカップ」が開催されました。

コロナ禍の影響で昨年は中止となってしまった本大会ですが、2018年に第一回大会を開催して以来、毎年の恒例行事として、信州のけん玉シーンに根付いたイベントとなっています。

市民タイムスさんは地元の日刊新聞社で、中信エリアでの購読世帯は7割近くという圧倒的な存在感を誇る新聞社様です。ご縁あり、けん玉大会や、これまで計50回開催しているけん玉広場を地元協賛者様と共に運営して下さっております。大会の中身や、けん玉教室の進行は私達GLOKENが運営しますが、市民タイムスさんや、ノセメガネさん始めご協賛各社様あって実現しており、感謝するしかありません。

ゲストのイージーによるパフォーマンスを憧れの眼差しでみつめ、そして大会では子どもから大人が緊張感とワクワク感の狭間で揺れながら、懸命にトリックに挑戦する2日間。

実は3つの特徴があります。

ノセメガネカップの特徴①


多くの部門に分かれています。
初級クラスだけでも、幼児、小学生低学年、小学生高学年、中学生以上(大人)と別れ、中・上級クラスもあります。けん玉イベントが初めての子どもから、大人まで、そしてけん玉ワールドカップの決勝進出経験者までもが揃う、幅のひろ~~~い大会となっています。

告知・募集ページはこちら
https://www.gloken.net/jp/blog/202302122359/

単に1番を決めるだけではなく、けん玉を通じて「楽しい!」という声、表情、瞬間、家族の時間等が溢れた時間と空間を作りたいと願い、そしてけん玉大会になじみが無いお子様連れの親子が参加しやすい環境にするためには、初級クラスの各部門が短時間で終わることも大事だと思い、このような構成になっています。

合計参加者は120名を超え、保護者や観客を入れると数百名の方々に来場いただきました。また、参加者は県内のみならず、新潟、愛知、埼玉、茨木、等遠方からもお越し頂いて、規模が大きくなっていることを感じます。

ノセメガネカップの特徴②


大人と、中上級者の参加者には審判や記録係もやって頂きます。
むしろ、それが無いと成立しない、けん玉愛好者が皆で作り上げる大会となっています。

任意でのお手伝いをお願いしているのですが、ほぼ全員が、自分の予選終了後に行われる初級クラスの子ども達の出番に、成功回数の確認や記録をつけたりして頂いております。

ノセメガネカップの特徴③


子ども達はスタンプラリー形式で、けん玉力測定を実施。
半数以上はけん玉大会初参加。けん玉初心者のキッズ参加者が、より楽しめるよう、けん玉トリックの挑戦はスタンプラリー形式で行っています。
部門ごとに10個のトリックを5回ずつ行う得点形式なのですが、上記の記録係さん達がいる10個のテーブルを回り、それぞれのテーブルに指定されたトリックを行います。
全部終わったら記録用紙を提出し、後程記録証が全員に渡されます(得点上位1~3位は別途表彰)。

特徴は3つです・・・と偉そうに書きましたが、実はこの形式での大会運営は実は初めてでした。
上手くいくかな、手伝ってくれる人数足りるかなと、少し心配していたのですが、当日はスムーズに進行できました。
地元新聞社の発信力、そして長野のけん玉コミュニティの力が結集され、運営できるこの大会の雰囲気は暖かく、とても嬉しい気持ちになった初日でした。

2日目は中級、上級のトーナメント。今年からは予選得点をベースに中級、上級と分け、それぞれのトーナメントを実施します。
実は2018年の初年度には、結構ふざけたルール(手に重りを巻き付けてトリックをする、とか、見えにくいサングラスをつける等)も含まれた大会だったのですが、だんだんと真剣モードで決着がつくスタイルに進化しました。

中級トーナメントでは、一般的によくある「くじ引き」形式はやめて、自分の戦略を考えることのできる「トリック指定」形式にしたり、チャンスが広くあるよう3回中に何回決まるかというルールを作って行いました。上級トーナメントでは、1対1のスピードラダー形式(5トリック。途中でミスすると最初のトリックに戻る)で実施しました。
いずれも新しいルールではありましたが、見どころのある大会で、観客にとっても理解しやすいルールだったのではないかなと思っております。
上級トーナメント優勝は、REIYA選手で、コロナ中止を挟みますが2連覇達成となりました。素晴らしい安定感での優勝、おめでとうございました!

長野のけん玉コミュニティをもっと色んな人に見て欲しい、来て欲しいなと思う2日間でした。次回大会には、是非遊びに来てください!(ここまでの文章:窪田)

ノセメガネカップ参加感想

皆さん、こんにちは!!
けん玉ライターのChan_Eriです。

先日行われた第5回ノセメガネカップ1日目に遊びに行ってきました!!

地元での大会開催ということで、今回はどんな雰囲気かな?友人の出場を応援しに行くぞ!!と、ゆるっと会場入り。

早速、大会の初級クラスに出場している友人を発見し、応援に向かいました。
その後、友人が「大会に出ないの?当日申し込みできるし、でればいいのに~♪」と声を掛けてくれ……。
「たしかに!!せっかくだし、出場するか!!」と、まさかの当日参加。
すぐに申し込み、慌ててけん玉を取り出し、本番を迎えることに。

私は中・上級クラスに参加しました。決められた10個の技があり、1つの技に10回連続で挑戦。2人1組で技を見合い、判定したり、励まし合ったりして、挑戦を進めました。

私にとって、決められた10個の技は、ほとんどが何回も成功&出来る技です。
ただ、10回連続して1つの技に挑戦するというのがまた面白いんですよね。
何回か続けていると、感覚を掴んでくる技もあれば、穴が見えているのに剣にさせないなんてこともあって……。普通に失敗するし、変に緊張もしているんです。(練習していないくせに笑)

自分と向き合って技を丁寧に成功させていけばいいだけなのですが、それがなかなか……笑 結果は100点満点中57点。うん、これが現実。半分いったからいっか!!

子ども達のパワフルパワー!!

午後は、子ども部門のジャッジとして大会の手伝いをしました。
内容は2つ、もしかめの回数を数えることと、決められた技を成功させられるかどうかのジャッジです。
午前中と同じ会場なのか!?というくらい、午後は会場が満員に近い状況。こちらの大会には、初期の頃から遊びに来ていますが、こんな光景見たことない気が……。

幼児(4、5歳)から低学年、高学年の子ども達が参加し、1分間の内に『もしかめ』が何回できたのか数を数えます。
もしかめ開始までこわばった表情をしていた子が「よーい、スタート!!」の合図が掛かると、目つきが変わり、一気にけん玉に集中。リズミカルにもしかめをしていく様子を目の前で見ると、圧巻の景色。こちらもグッとその様子に引き込まれました。(無意識に体を縦に揺らして数を数えてました。とにかく速い笑)
低学年ぐらいになると100回超が何人もいました。私、余裕で回数超されてます〜!!

もしかめが終わったら、次に、決められた10個の技に挑戦します。
子ども達は、スタンプラリー形式で番号のブースに移動し、その番号の技に5回連続挑戦。一人ひとりによって、技を始めるタイミングやスピード感が違うので、こちら側も、その子に合わせた見方や伝え方をするのが勉強になりました〜!!

ジャッジの難しさを感じつつ、技が成功すると嬉しそうにする子、ただ淡々と技をこなしていく子、いろんなタイプの子がいて面白いなぁ〜なんて思いながら、ジャッジをさせていただきました。

けん玉を通して広がるあそびや交流

大会中、誰でも参加できるミニゲームもあり、県内外から遊びに来た方たちをステージに呼んだり、パフォーマンス中に手伝いを観覧席からお願いしたりと、全員参加型で、会場は大いに盛り上がっていました!!

例えば、5連けん玉(5つのけん玉が繋がったもの)に何個玉を乗せられるか予想して、当てたら景品ゲット!!これは、けん玉ができなくても参加できます。予想したり、自分のけん玉を使ってゲームに参加したりと、けん玉を使ってのミニゲームには多くの種類があり、できるできない関係なく遊べることを実感しました。

この1日を通して感じたことが、2つあります。

1つ目は、大会で競うだけではなく、誰でも参加でき、自分のけん玉を見つめ直せること。
大会では、出来た技で自分の得点が数字として出てきます。それを見ることで、自分のけん玉に対しての振り返りができますし、挑戦したことがすごいことなんじゃないかと感じました。

2つ目は、長野県内にけん玉が浸透してきていること。

ノセメガネカップ史上最多の約120人の参加。参加する子ども達やそのご家族を見て、私の意見ではありますが
「結構参加する人いるんだ!!こんなにもけん玉が県内に浸透しているのは、GLOKENさんが市民タイムスさんと行っている“けん玉広場”を始め、けん玉愛好家が行うワークショップや教育機関でけん玉に触れる機会を作っているからなんだろうな」と感じました。様々な積み重ねにより、長野県のけん玉シーンがアツくなっている証拠が見れました。

私は、この大会に選手として参加したことがありませんでしたが、第5回目の大会にして初参加。新しい経験ができました!!もう少し技を成功させることができたよな……なんて振り返りもして、よい緊張感と楽しさが半分半分でした。

参加者の中には、愛知県や茨城県、新潟県から遊びに来た方もおり、リアルイベントを肌で感じたり、他県のダマーと交流したりしている方々もいました。

初心者から上級者まで分け隔てなく遊べる大会!!今後のノセメガネカップが、どのように進化していくのか楽しみですね♪

Chan_Eri(ちゃんえり)

けん玉歴:7年目突入
職業:保育士
けん玉先生取得/けん玉検定エキスパート3級合格
マテオチャンスは人生で1回成功/ジャグ系はまだまだ練習中
2018年第69回紅白歌合戦けん玉ギネス記録に参加し、成功の瞬間に立ち会う
KWC出場歴:5回(2022年込み)

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