GLOKEN CUP2024 イベントレポート


皆さんこんにちは!!

けん玉ライターのChan_Eriです。

5月11日(土)に行われた「GLOKEN CUP2024」に遊びに行ってきました~!!

今年の7月27日、28日には第11回目となるKWC(けん玉ワールドカップ)があります。今回のGLOKEN CUPは、そのKWCのルールや雰囲気、流れを体験できるイベントになっています。そ・し・て!!この『GLOKEN CUP』という名前に聞き覚えのある方もいるのでは…?このネーミングに込められた思いを窪田さんに伺いました。そちらも併せて、ご覧ください!!

けん玉のイベントについて知りたい、今後イベントに遊びに行こうか悩んでいる方やイベントの振り返りをしたい方などのお役に立てたらと思います。

イベントの主催は、けん玉界では有名な一般社団法人グローバルけん玉ネットワーク(以降GLOKEN)
場所は、横浜市の横浜市技能文化会館・多目的ホールで開催されました。

全国から参加者が来場!!

今回のGLOKEN CUPは、毎年広島県で行われているKWCを体験できる大会。KWC初めてです!!の初心者さんもガチで上位狙ってます!!のガチ勢さんも、どなたでも参加できる大会となっています。

開場の時間となり、イベント参加者が続々と会場入り。
会場内をキョロキョロと見渡しながら入ってくる方、イベントで久しぶりに再会し、会話が弾んでいる方も見られました。GLOKENのYouTubeでは、トリック動画が公開されており、トリックについての会話や動きをしている方もいて、いよいよ今年もKWCの季節がきたか~!!という気持ちにまりますね☆
真剣にトリックを選んで、本番同様に練習している様子の方もいて、意気込みを感じました。
開場から一時間後、縦長のイベント会場はあっという間にたくさんの方で埋め尽くされました!!
京都府や大阪府、山形県など、遠方からの参加者も多くいました。

時間になり、「さ~さ~さ~!!」と登場したのは、KWC本選MCのNOBさん!!
NOBさんの声を聴くと、KWCの会場にいる感覚が増します〜。そこにGLOKEN代表の窪田さんも加わり、今回のGLOKEN CUPの流れや説明が始まりました。
トロフィーについてやGLOKEN CUPで優勝した場合には、KWCのシード権が与えられることなどの話がありました。
「これからGLOKEN CUP始まりますが、まずは、パフォーマンスから!!一緒に盛り上がっていきましょう〜」とNOBさん。
軽快な音楽とともに、けん玉パフォーマンスコンビ“ず〜まだんけ”のパフォーマンスがスタート。ダンスとけん玉を掛け合わせた先駆者☆
会場からは、自然と手拍子と声援が生まれ、ず~まだんけのパフォーマンスは大いに盛り上がりました!!

GLOKEN CUPスタート

ルールやトリック選びはKWC同様、前半3分5個の技、後半3分5個の技、計10個の技にチャレンジします。そして、今年のKWCはなんと!!2019年以前に採用していた「バックアップトリック」ルールをが復活!!簡単にいうと保険トリックのようなものです。

予選はグループA~Cまであり、選んだトリックの合計点数によってグループ分けされています。3人1組で1人ずつ自分で選んだトリックに挑戦します。
「3,2,1,はじめ!!」と始まりの合図が場内に響き渡ると、緊張やら楽しい雰囲気やらが混雑している感じでした。KWCの雰囲気~!!と思ってゾワゾワしました。
今回私は選手として参加しませんでしたが、トリックをチェックする役として、1つのグループに入らせてもらい、見ているだけなのに、選手の焦り、喜び、緊張がひしひしと伝わってきました。自然と「いけるいける!!」と前のめりで応援していました(笑)

会場内は、本番の様に四角い枠で区切られていて、その中でトリックに挑戦する様になっていました。3歳児〜シニアな方まで、幅広い年齢層が参加されていて、けん玉をやるのに、本当に年齢って関係ないな〜としみじみ感じました。
それぞれ自分が選んだトリックに一生懸命挑戦していました。

ステージ上では、今回のゲストプレーヤーである、NONOKAさん、NOWAさん、TAKUYAさんの3名がハイレベルなトリックに挑戦していました。

パフォーマンスと参加型ミニゲーム

先日行われたTOKYOKENDAMADAYの中で、パフォーマンスを披露し優勝したNOWAさん&KEITOさんがゲストパフォーマンスとして登場☆
けん玉×レゲエダンス×空手が融合された、とてつもなくイケているパフォーマンスを披露してくれました。2人は兄弟で、兄弟だからこそ合わせられる息ぴったり感を見ることができました!!

参加型ミニゲームもあり、自分ができる技を一つ決め、ステージ上の人と同時に挑戦。自分も成功してステージ上の人も成功したら残れる。逆もありで、失敗したら失敗した人は残ることができる。という面白いルールでゲームをしていました。他にも、母の日にちなんでママさんが参加できます!!というゲームもあり、けん玉を使ったミニゲームって無限大!!参加するイベントによっては「こんなゲームあったんだ!!」と新しい発見もできそうですね。
景品は、けん玉やGLOKENのニチゲツ農園で育った無農薬のお米もあってバラエティ豊かでした。

GLOKEN CUPの優勝は誰の手に!?

みなさんお待ちかねの決勝は、KWC本選のように、ステージ上で1人ずつ行われました。
選手が自分でトリックを選び(決勝は何個でもトリックを選んでもよい)、オーダーシートを提出。自分が決めた順番でトリックに挑戦する。ちなみにブザービート有り!!

さすが決勝に上り詰めた方々だけあって、トリックが流れるように成功していくんですよね。こちらが驚く間もなく(笑)
難しいトリックを一発で成功させた時には、観客も一気に沸いて「マジで!?」「え――――!?」と言葉にならない様子……。わかります。私もその内の1人ですから。
もう少しでトリックが成功しそう!!な時には「いけるよー!!」「がんばれー!!」と声援が飛び交う場面もありました。
ステージ上で、それぞれの個性やスタイルを見せてくれるのもまた、見ていて楽しい部分ですよね。観客からは、アツい視線も送られていました。

優勝はRYOGAさん、女性の部はYUAさん。2人には7月に行われるKWCのシード権も送られました!!
今回のGLOKEN CUP予選やミニゲームなど併せて7時間のイベントとなりました。
KWCの雰囲気を少しでも感じ、KWC本番へのよい練習となった時間だったのではないでしょうか!!

同じグループ内でも交流もあったり、共通の友人の紹介から縁を繋いでもらった方もいたようで、イベントに参加したからこその繋がりも生まれていました。やはり実際に行く、会うというのはいいですね。

初めて参加する人からけん玉上級者までの方々がけん玉をして楽しみ、KWCを意識して練習できた日となったことでしょう。

GLOKEN CUPに参加してみて…

今回のイベントやけん玉を始めたきっかけ、KWCに向けてなどお話を聞かせていただきました。
※お親御さんにお話を聞いた部分も記載しています。

あおばくん(11)&ちひろさん(37) 千葉県

けん玉歴をおしえてください。

あ:けん玉を始めて6年ぐらいです。

ち:年中さんの時に、ゼリーカップを背中合わせにして、毛糸に松ぼっくりをつけて入れる遊びから始まって、年長さんの時におじいちゃんおばあちゃんがけん玉をくれて、よく触るようになりました。

あ:やらない時もあったけど、小学校入ってからも割と触って遊んでました。

ち:市でやっている児童クラブに、船橋ミーティングに参加している先生がいて、壁にけん玉の技の一覧表を作ってくれたんです。誰がどこまでいったかというのを目で見てわかるようにしてくれたり、下級生とかにも教える役をその教室で任されるようになったりして、それでやる気がだんだん出てきて、頑張ろうってなったみたいです。

今日のイベントに来てみてどうでしたか?

あ:初めての参加だったけど、楽しかったです!!特に、パフォーマンス!!

参加してみて、どうでしたか?すごい緊張してたって聞いたけど…。

あ:やる前は緊張してたけど、始めたら、どんどん慣れてきた!!

やる技は最初から決めていましたか?

あ:順番は決めていました。

やる技は最初から決めていましたか?

ち:朝も早く起きたし、私の方が緊張してたのかなってぐらい。家から離れた場所で、本当に様子もわからないし、けん玉のお友達もいないし、千葉さんしか知らない状態で、2人とも輪に入っていけないタイプなので……。お友達作るのが目標かな!!

そんな風に見えないです!!ほんとに盛りだくさんだったと思うんですけど…。

ち:大会がこういうものなんだっていう雰囲気もわかったし、本人もこうやって技を選んで、こういう時間、ルール、順番でなど、こういう人たちがいるっていう、全体がわかって、いい勉強になったんじゃないかなと思います。

今年はKWCに行くのは難しいとのことですが、行ける機会があったら、行きたいなって思いますか?もっと広いところで、大勢でやるんですが…。

あ:行きたいです。

ち:広い方がいいかもね。個人的になんですが、支援級なんです。大人数や集団行動が無理っていうのがある中で、この人数の中で半日入れたことが、親的にはすごい感動してます。

そうだったんですね。こうやってハマれるものがあると、やっぱりなんかいいですよね。成長もみられて…

ち:そうですね。今習い事で、 サッカーはやってるんですが、その前に2つやったのは続かなくて、けん玉だけは細く長く、頑張れているから。それは大事にしてあげたいなと思って。初めて「大会に出たい」っていう言葉が本人から出たので、そのやる気を大切にしたいと思って。

そういうきっかけだったし、やりなよって言って、やらすのは嫌なので、今自分が進んでやりたいって思ってるっていうことが大事だなと思います。 こうガツガツ仲間作って参加してというよりは、マイペースではあるけど、続けていく大事さや、練習したらできるようになるという、積み重ねなど、そういうことが学べればいいのかなと。

素敵な想いがあるんですね。今練習してる技や挑戦したい技はありますか?

あ:ボーダーバランスとジャグル大皿

こういうまたイベントがあったりしたら、また来たいですか?

ち:行って慣れることは大事ですし、また来たいです。

舘野俊之さん(57)&梶村麗子さん(53) 埼玉県

けん玉を始めたきっかけを教えてください。

俊:学校に勤めていて、学校で何か子どもたちに特色を持った教育活動をやれたらいいなと思ってやり始めました。
令和元年ぐらいからやっているので、5、6年ぐらいです。

同じ舘野さんと梶村さんは職場でけん玉やろうってなったんですね。

麗:そうです。
そこで初めてけん玉をやって、子どもたちや教員にも広がり、学校全体でけん玉をやり始めました。
学校にボランティアで来てるお母様の息子さんが「けん玉やってるんですよ」っていう話してくれて、学校に来てもらって校長室で認定をやってもらったり、休み時間にを案内して「すごい人が来たぞ」って、子どもたちに見せたりしてます。

ニックが言っていたことで、1番印象に残っているのが
“技がすごくできることが価値あることではなくて、けん玉はコミュニケーションツールなんですよ”って、なにかに書いてあったんです。

そうだったんですか!?ニックがいたスパイクにも行かれたんですね。

俊:そうですね。マツモトさんやアキモトさんに色々教えてもらいました。

麗:けん玉を購入する際に、少し山形工房と親しくなって、山形に行ったり、長井の大会を見に行ったりしました。埼玉にある川越のスーラボに行き、そこでグロケンやストリート系のけん玉も初めて知りました。去年はワールドカップに何人かで行きましたよ!!

そうだったんですね!!是非、今日のイベントに来ての感想もお聞きしたいです。

俊:楽しかったです!!去年も来ました。忍者ベアーでしたよね。
ゼロワンヘッズのジョシュさんにはねけんを教えてもらいました。
去年のKWCはフルマークできたんですが、今日は16点でした。2セット目が全然…。
今日は、緊張していたかもしれない…なぜかって言うと、本番の会場って広いじゃないですか。ボックスがいっぱいある内の1つだから、別に誰も見てないだろうなっていうのがあるけど、今回は結構閉鎖空間。
終わったところはどんどん座っていくので、 視線を感じて…それは言い訳ですね。でも楽しかったです。今回は、練習ですので…(笑)

麗:私は今、別の学校でけん玉を子ども達とやっているんですが、子どもたちはこういうところに見に来られないので、ここの話を教えてあげてます。けん玉クラブも作って楽しんでいます。
私は今回19点でフルマークでした。初級の方にエントリーしたので。レベル2までで手がく。

俊:GLOKENさん、窪田保さんはすごいですよね。youtubeで第1回のワールドカップの開催に向けての動画とか出てるじゃないですか。道なき道を作るっていう、すごいなと思います。

先人がいないことをやってきたんですもんね。今年もワールドカップに行く予定ですか?

俊:予定に入れています!!
私は一昨年からなので、2回出ました。1回目はオンラインと併用の時で、初日にオンラインで予選に出て、2日目に現地で見て、やっぱり現地はいいなと思って、去年行ってて、フルマークを!!(笑)
去年は、ユニコーンさか落とし以外のトリックを30秒くらいでクリアして、ずっとやってたんです。ユニコーンさか落としをやって最後の10秒ぐらいでクリアできたんです。

それは、めっちゃドラマチックなやつですね。

麗:私は去年からです。一昨年は応援でみんなで応援してて、じゃあみんなで出ようって去年から広島に!!

KWCに向けての意気込みはありますか?

俊:フルマークの嬉しさがあるから、レベルを上げたくないなと思うけれど、自分にできるだけ負荷をかけて、フルマークを狙いたいと思います。妥協しないで…でも、フルマークは嬉しいんだよな(笑)
フルマーク狙ったらでも点数低くなるからね。自分に妥協しないでフルマークを狙います!!

麗:私はフルマークを狙って、あとは外でやっているイベント(昨年ならギネス記録に挑戦する)にも参加してみたいです。

私と同じ枠の中に、外国の方がいたので、何かコミュニケーションがとれるようにしたいです!!

Chego(チェゴ)さん (15)  静岡県

けん玉を始めたきっかけを教えてください。

弟がけん玉をやっていて、最初は見よう見まねで、やってみようっていう感じでやったんですが、そこからのめり込んで、ハマっちゃいました♪

そうなんですね!ハマった瞬間はどんな時でしたか?

けん玉検定をぎんちゃんに見てもらって、合格するとサインがもらえて、どんどん上がっていく、できていく感じがすごい気持ちくてハマりました!!
けん玉を始めたばかりで、まだ1年も経ってないです。

そうだったんですか!?今日のイベントは、ぎんちゃんに教えてもらって来たんですか?

こういう大会は初めてで…。最初は思っていたより、大丈夫なのかな、上手くいくかなって思ってたんですけど、思ったよりも緊張して、やるときも手がプルプルしちゃって、すごく緊張しました。

静止系の技…灯台をやったんですが、やっぱりプルプルしました。

今日は何点とれましたか?

29点で、フルマークはできませんでした。
全部の技を成功させたかったです。
競技中は緊張していて、終わってから達成感もあって…。でも、もうちょっとできたかなっていう後悔もありました。でも、とりあえず終わったから「やったー!!」って思って(笑)

開放された気持ちですね。参加する以外に、ミニゲームやず〜まだんけのパフォーマンスもありましたが、どうでしたか?

youtubeで見たことがあったんですけど、今日初めて生で見ました。
すごかった~!!音ハメがすごかったです。

KWCは出場する予定ですか?

私は受験生なので、行かないです。来年は、絶対挑戦したいです!!

KWCは来年ですね。今日の様なイベントがあれば、 また来てみたい気持ちはありますか?

あります!! この後は、皆と遊びます!!

保護者の方のお話

Chegoさんの弟さんはKWCに出場されるということで、お母さんも初めてKWCへ行かれますか?

そうですね。初めてですね。
今日、家族でイベントに初めて出るということで、チャレンジをしてみよう!!となりました。ルールの確認や人前でやる経験、 自分で選んだメニューがいいものだったのか、ちょっと挑戦しすぎたのか、その辺も経験になると思うんです。7月に向けて、弟は頑張るっていうことで、本当は娘も出場したかったけれど、今年は我慢ですね。でも、気分転換にけん玉は、楽しんでやっています。

実は、けん玉を家族全員でやってるんです。1番上の兄が三重に住んでいて、GWにみんなで行って3日間けん玉三昧でした。
遊びに行ったリゾート地でダマ―の方がいて、トイレ待ちをしたとこで偶然出会って、トイレの横でシンクロしました(笑)

そんな偶然があったんですね。今日、娘さんと息子さんのチャレンジしてる姿を見守っていてどうでしたか?

自分が思った通りに行かないっていうのは必ずあると思うので、それを経験にしてもらって、次に活かしてもらえたらいいです。今日は、いいチャンスをいただいたなと思いました。

皆さん、急なインタビューにも関わらず、お答えいただき、それぞれがけん玉Lifeを楽しんでいるのが伝わってきました。ありがとうございました。

Chan_Eri(ちゃんえり)

けん玉歴:7年目突入
職業:保育士
けん玉先生取得/けん玉検定エキスパート3級合格
マテオチャンスは人生で1回成功/ジャグ系はまだまだ練習中
2018年第69回紅白歌合戦けん玉ギネス記録に参加し、成功の瞬間に立ち会う
KWC出場歴:5回(2022年込み)

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