けん玉のすすめ(遊び方やけん玉の効果効用まとめ)

けん玉のすすめ(遊び方やけん玉の効果効用まとめ)

軽運動やストレス解消、認知症やフレイル予防のためにと、けん玉が注目されています。

けん玉検定や、けん玉ワールドカップを運営する弊社GLOKEN(一般社団法人グローバルけん玉ネットワーク)でも、取材やお問合せが増えていることもあり、よく聞かれるけん玉の効果効能や、子ども(幼児や小学生)がけん玉を始める時の注意点と簡単にできる遊び方、けん玉の技について、まとめて紹介するページを作成しました。

けん玉を始める際の一助となれば幸いです。

けん玉の魅力

けん玉のすすめ(遊び方やけん玉の効果効用まとめ)
けん玉のすすめ(遊び方やけん玉の効果効用まとめ)

「できた!」という喜びを得られるのが、世界中の人々に受け入れられる要因ではないでしょうか。そして、けん玉さえあれば、特別な器具も、スペースも必要なく、自宅の中でもできる手軽さという点が相まって、今注目されているのだと思います。しかも、年齢も問わず、いつでも、どこでも、だれでもが楽しめます。
2020年のけん玉ワールドカップでは、参加者は5~81歳まで。
これまで30を超える国から参加者がありますが、年齢も国境も超えて、今けん玉はKENDAMAとして、世界中で愛されているのです。
大会の場合は年齢規定もありますが、もちろん全国各地の保育園や幼稚園でもけん玉は楽しまれています。
近年では、バランス感覚や、体幹トレーニング、集中力アップのため(集中状態にはいるため)にも良いと、たくさんのスポーツ選手もけん玉をしているほか、認知症予防やフレイル予防、リハビリの分野でもけん玉が注目されています。

けん玉の効果・効用

けん玉は健康にも良い、というのは直感的・経験的にはわかるのですが、その有益性を客観的なデータで科学的に証明するのは簡単ではありません。
そもそも、けん玉は効果効用ありきでするものではなく、遊びたいから、楽しいからやるのが本来の姿だとは思いますが、効果効用の点から興味をもち始めて、楽しさをしってもらうという順序もあると思い、紹介させて頂きます。

けん玉に特化した包括的な研究成果というのは現時点ではありませんが、これまで関わりのある様々な専門家の方からのコメントや、データ分析を紹介することで、けん玉が健康にもたらす影響、けん玉の効果効用について紐解きたいと思います。

児玉光雄(こだまみつお)先生 

けん玉のすすめ(遊び方やけん玉の効果効用まとめ)
けん玉のすすめ(遊び方やけん玉の効果効用まとめ)

以前、スポーツ心理学者の児玉光雄先生に、けん玉について伺ったことがあります。
「けん玉こそ、あなたの潜在能力を発揮させてくれる、理想の遊び」と題した寄稿文を頂きましたので、その文章から以下一部抜粋してご紹介いたします。

けん玉がもたらす脳の働きには「活性化モード」「集中モード」の二つの状態が観られます。出来ないことをできるようにする練習は、脳が活性化し、認知症予防や記憶力のアップにつながります。
けん玉を上達することで、思考・分析をつかさどる前頭前野の働きが最小限になり、「ゾーン」という状態になります。つまりけん玉は集中力を高めるに格好の道具なのです。また、その状態の際には、脳がリラックス状態にあり、仕事や勉強の合間の息抜きにも最適なのです。

(中略)

けん玉をすることによる効果は、それ以外にもあります。玉を自由自在にコントロールする脳の調整力、穴の箇所を瞬時に認知して正確に剣で玉の穴を刺すために不可欠な動体視力、そしてボールの動きに身体を連動させるリズム感まで高めることもできるのです。このように、けん玉は脳が潜在能力として保有している数多くの機能を高めてくれる効果があるだけでなく、単純に脳の活性化にも大きく貢献してくれる遊びなのです。

以上けん玉の効果について解説してきましたが、理屈抜きにけん玉を楽しむ時間をあなたの日常生活にしっかりと組み込んでください。 しばらくすると、様々な良いことが起こり始めることにあなたは気付くのです。

作業療法士 原佑輔先生

けん玉のすすめ(遊び方やけん玉の効果効用まとめ)

フレイル予防や健康けん玉教室などのイベントをこれまで何度もご一緒している作業療法士の原佑輔さん(けん玉チームZuku Kendamasのリーダーも務める、リハビリの専門家)にもけん玉での健康づくりとフレイル予防について、色々とお話を伺いました。

フレイルというのは、健康状態と寝たきりの間にあたる「虚弱状態」で、まずはこの状態になるの予防しようと、けん玉を通じて様々な取組みをされています。また、長野県内の地域新聞である市民タイムスに「けん玉でフレイル予防」と題した連載記事でも紹介されました。

けん玉をすると、ウォーキングに近い消費カロリーがあるそうです。 けん玉は、バランスをとりながら、目や体を動かすので、自然と「ながら」運動にもなるそうで、脳機能の活性化や認知症の予防にも効果があるのではないかと注目されています。そして、「できた!」という喜びは、充実感と達成感にもつながり、ストレス解消にもなります。

原先生が患者会に初めてけん玉を取り入れたのは、「楽しく遊んでいるのに健康促進に繋がる」ところがとても良いと感じたことから、だそうで、やはり楽しむことに主眼が置かれていることも重要かと思います。

原佑輔先生と、解説チラシを作っています

けん玉で健康づくり(フレイル予防)チラシ (PDF)

また、ストレス解消という点では、2020年5月には、東京都でもストレス解消効果を見込んで新型コロナウイルスのホテル療養者らにけん玉を配布したというニュースもありました

ストレス解消にけん玉(東京都) 

各分野の専門家の先生方のコメント等から、けん玉の効果効用について紹介してきましたが、上述児玉光雄先生の『理屈抜きにけん玉を楽しむ時間をあなたの日常生活にしっかりと組み込んでください』という言葉を、改めて紹介したいと思います。

けん玉の効果効用はきっとあります。

しかし、何度も書きますが、けん玉を含めた遊びは、その効果効用のためにやるのでは、本来ありません。大人情報や理屈を知っているコトは大事ですが、子どもや周りの人に勧める際にはぜひ、効果効用を強調しすぎる事なく、単純に、思い切り遊んでください。

楽しんだら、後から、勝手に、いいコトが付いてきます、という順序が大切かと思います。

幼児、子どもが、けん玉を始める際に大切なこと

効果効用という観点から興味をもった。
家で眠っていたけん玉をふと見つけた。
テレビ等でけん玉を見てやってみたくなった。
・・・どんな理由であれ、けん玉に注目して頂けるのは専門団体としてはとても嬉しいです。

とは言え、急に難しい動きに挑戦すると、全然出来なくて嫌になってしまうことも多々あるのが、けん玉。 特に、感覚統合が未発達な幼児、小学生や、運動が久しぶりという初心者にとっては、一般的に最初の技とされる「大皿」でさえもハードルが高すぎることがあります。

大切なのは、難しい技ができることになるようになること、ではなく、
できそう、やってみたい、という好奇心を刺激し、実際に「できた!」という達成感を得る事で、さらに難しい技に挑戦したいという自発的な意欲を引き出すこと。

けん玉を手にする人みんなに、「できた!」という喜びを感じて、けん玉を好きになってもらいたいという思いから立ち上げたのが、大皿よりも易しい技をたくさん取り入れた「けん玉検定」であり、保育園や学童でも活用できる遊び方を紹介する「けん玉あそび研究所+」という動画配信サービスです。

けん玉の遊び方

けん玉あそび研究所+の中では、例えば、こうした講座を紹介しています。


けん玉に親しみながら、簡単にできる遊び方をたくさん紹介しています。

保育園や学童保育の先生達と話していても、子どもが、「難しい」「できない」と感じ、けん玉を好きになってもらえないという声も少なくありません。また、学年全体としての目標が「もしかめ」であるなど、教える事や、全員での達成を実は負担に感じているという声を聞いたこともあります。
自宅はもちろんですが、保育園や学童保育などで、けん玉を取り入れる際にも是非ご参考にしてください。

けん玉に親しみ、楽しみながら、子ども達から、自然に「もっとやりたい!」という声が聞こえるまでのサポートに、こうした遊び方をご活用ください。

けん玉遊び研究所+(https://www.gloken.net/jp/asobi/

けん玉検定を受けるには

もちろん、大人の方や、既にけん玉がある程度できるという方にも、紹介できる技(最近では技のことを「トリック」と呼びます)は沢山あります。
技は自由に考えて遊べばもちろん良いのですが、指標となるステップや、検定があると練習しやすいですよね。基本的な既存トリックをマスターすると、自分だけの技やルーティーンを考えられる幅も広がります。

弊社GLOKEN(グローバルけん玉ネットワーク)が運営し、国際的にも広まっているけん玉検定では、けん玉の代表的な技75種を公式トリックとして採用しています。 ホップ・ステップ・ジャンプの考え方で、けん玉のテクニックを段階的に習得でき、小さな子どもからご年配の方まで、誰もがトライできるよう開発した検定です。

超初級・けん玉検定メダルチャレンジ 


初級・けん玉検定ベーシック 


上級・けん玉検定アドバンス


けん玉検定公式サイトには、さらに難しいエキスパート、マスターというクラスのトリック(技)も掲載していますので、ぜひご確認ください。

けん玉検定を受けるには、検定員資格者のいる会場やイベントにて受検するのがかつての一般的な方法でしたが、感染防止の観点からイベント自粛が続く中ですので、オンライン検定の実施もスタートしていますので、ぜひご活用ください。

また、アプリと連動するセンサー付きのスマートけん玉=DENDAMAを使ってもベーシックならびにアドバンスまでのけん玉検定を受検することができます。合格証の発行も可能な、検定公式連動アプリとなっています。

けん玉検定の受験に関する詳細は  けん玉検定を受ける3つの方法をご覧ください

DENDAMAはけん玉オンラインショップでもお買い求めいただけます

※ここまで紹介してきた、けん玉検定は、日本けん玉協会様運営の「けん玉道」級・段位審査とは異なります
(参考)
・けん玉道級・段位審査について(規程)
・けん玉道級・段位認定試験種目における技の解説と注意事項

けん玉道と規定される厳格なルールで挑戦されたい方は是非ご欄ください

けん玉のトリック(技)を成功させるには

・リラックスし、力を抜く
・膝を柔らかく、全身をつかってけん玉を操る
・けん玉を、よく見る

が、すべてに共通しているコツと言えます。

あきらめずに挑戦!することも大切ですし、それでも全然できない時には、できそうな技にあえて「にげる」ことも大切かと思います。

それぞれのペースで、楽しみながら一歩ずつ、「できた!」の瞬間に出会ってください。

皆様のけん玉ライフを心より応援しています。

一般社団法人グローバルけん玉ネットワーク
代表理事 窪田保

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