けん玉ワールドカップ2017競技ルール
けん玉ワールドカップにて使用するトリック(技)は、クラシックなトリックから最新のものまで、その年のトレンドに合わせたトリックを世界中から集めています。
今年は、120種のトリックをレベル別(レベル1~12)に規定し発表しています。
この規定技を用いて競技を実施します。
競技詳細ルールは、以下をご確認ください。昨年から改定されている点がありますので、十分ご確認頂けますようお願いいたします。
皆さまのご参加をお待ちしています!
【予 選(1日目)】
・予選で使用するトリック(技)は、公式トリックリストのレベル1~10から選択します。
・3分間で最大6つのトリック(メイントリック5つ+バックアップトリック1つ)に挑戦し、これを2回行います。当日受付時にトリックを選択し、シートを提出します。シートは予選開始時に返却されます。
・『バックアップトリック』とは、各回選択する5つのトリック(メイントリック)に追加して1つ選択することができるトリックで、各回のメイントリックで最も難易度が低いレベル以下の技から選ぶことができます。
(例)
メイントリックが、レベル(6,7,8,9,10)から各1つずつ選択した場合、バックアップトリックはレベル6以下から選択することになります。
・2回目のチャレンジでは 1回目に選択した6つのトリック(5つのメイントリック+バックアップトリック)とは異なるトリックに挑戦してください。
・各回、バックアップトリックを含めた6個のトリックの中で、挑戦する順序は自由とします。
・成功したトリックのレベルに応じた点数を獲得でき、各回最大5つのトリックの合計点数が得点となります。
・各回、最大得点を50点とし、バックアップトリックの点数が加点されるのは、メイントリックの成功数が4個以下、かつバックアップトリックを成功させた場合のみとします。2回合計で100点満点となります。
尚、1回目と2回目の得点は各回それぞれに算出し、回をまたいでの加点はありません。
(例)
メイントリックをレベル(6,7,8,9,10)からそれぞれ1つずつ選択し、
バックアップトリックをレベル3から1つ選択。
1.6つの技全部成功させた場合
6+7+8+9+10=40点 となります
※メイントリック5つが全部成功しているので、バックアップトリックの加算無し
2.レベル7の技を失敗し、それ以外の5つの技を成功させた場合
6+8+9+10+3=36点 となります。
各回、使えるけん玉は1つのみとします(2回目のチャレンジでは、1回目と異なるけん玉を使用することができます。チャレンジの途中で変更することは不可とします)。
【決勝進出者について】
1.シード枠:6名(過去3年間の優勝者、並びに北米、アジア、ヨーロッパ各選考会の優勝者)
2.当日予選通過者枠:25名(シード選手を除く当日予選の得点上位25名)
3.特別枠(ワイルドカード):4名(※)
1~3により、合計35名が決勝に進出します。
※シード枠を獲得している選手も、出走順位や最終得点を算出するために予選には参加します。
※予選得点が同点の場合は、決勝と同じ採点方法にて算出し、順位を決定します。
※決勝採点方式でも同点の場合には、バックアップトリックの成功得点を加点し、それでも同点の場合にはバックアップトリックの点数を決勝と同じ採点方法にて算出し、順位を決定します。
※特別枠が4名に満たない場合は、その分を当日予選通過者枠に振り替えます。
【特別枠(ワイルドカード)の選考について】
・決勝進出者を輩出できなかった国・地域を対象に、各国・地域から1名ずつ選出し、成績上位の者から最大3名が特別枠として決勝に進出します(ただし、予選得点が40P以上あることが必要)。
・また、男女別でカウントし、当日予選通過者の中で少数となった性別の選手で、決勝進出者以外の中から成績最上位者1名を特別枠として決勝に進出します(ただし、予選得点が40P以上あることが必要)。
【決 勝 (2日目)】
・予選の順位に応じて呼び出され、ステージ上で一人ずつ実施します。
・制限時間3分間の中で、できるだけ多くのトリックに挑戦してください。
・使用トリックは、レベル3~12の中から選択できます。
・成功したトリックのレベルを二乗した数を得点とします。
(レベル12→144点、レベル11→121点、レベル10→100点、レベル9→81点、以下同様)
・1つのトリックにつき、加点は1回とします
・決勝ステージで獲得した点数と、予選時の点数の合計で順位を決定します
(例:プレーヤーAさんが 予選87点、決勝710点の場合、合計得点は797とカウント)
【使用けん玉・注意事項について】
・使用するけん玉は通常の競技用けん玉サイズ(けんの長さ 170mm以下)とし、当日けん検査を実施します。検査を通過したけん玉には、けん玉ワールドカップ2017ステッカーを貼付します。
・けん玉の「玉」の穴は1つとし(糸穴を除く)、穴の淵の最大直径は23.5mm以内とします。
・けん玉の皿は、3つとします。
・取り外し可能なアタッチメント(付属物)を、3分間の挑戦時間内に取り外すこと、または交換することは認められません。
※けん玉の本体形状を成すもので、取り外しは可能だが固定されている物、もしくは内部に埋め込まれている物を使用すること自体は問題ありません。(2017年5月22日改定)
・けん玉チェックによる審査を通過できるけん玉は、一人3本までとします。
・使用けん玉のメンテナンスをしっかりし、競技途中で糸が切れたり、使用不可の状態にならぬようご注意ください。競技途中でのけん玉の変更は認められません。
・技の途中で、もう片方の手で糸を修正したり持ち替えたりすることは認められません(失敗となります)。
・技の途中の持ち替え、糸外しはもう片方の手を使わない限り、自由とします。
・特に指定がない場合、回転数に制限はなしとします。
・特に指定がない場合、回転の方向に制限はなしとします。
・静止技の途中で、けんや玉が手や衣服に触れた場合には動作を中止し、新たにやり直してください。
※ビデオ判定時に、手や衣服に触れていることが判った場合にはその技は「失敗」と判断し、なおかつ決勝得点から200点を減点します。静止技については、静止状態のみで成功か失敗かを判断をする技はありませんので、各自のやりやすいタイミングで次の動作へ進むようにしてください。