けん玉W杯大会初日 予選レポート②


皆さん、こんにちは!けん玉歴7年目突入のChan_Eri(ちゃんえり)です。

前回は、ウッドワンけん玉ワールドカップ廿日市2022(以下、けん玉W杯2022)は、どのような大会なのか、開会式・予選ルール・大会を楽しむポイントなどをお伝えしました。

第2弾は、12の国と地域から(オンライン参加込み)過去最多のけん玉プレーヤー725人が参加した、予選についてや予選を楽しむポイント、予選結果発表などをお届けします。

全国各地、海外勢と繋がるオンライン予選

まずは、全国各地のリモート会場、海外参加者の予選からスタート!ステージ上にある、巨大スクリーンにオンラインの様子が映し出されます。画面越しでも参加者の熱が伝わってきそうなほど、元気のよさを見せてくれました。

私も2020年、2021年に自宅からオンラインで参加したことがありますが、オンラインでも手が震えたり、心拍数があがったり、十分緊張するんですよね。

自分の部屋なのに!(笑)

カメラの角度や見やすい位置に自分が立つ、安定した電波の確保など、配慮することも結構あります。

オンライン予選後は、廿日市会場の予選が開始となります。

廿日市会場予選開始!!自分と向き合う時間到来

出場者は事前に、目標点数が近い人同士でA、B、Cグループにわけられます。
会場には、1〜40くらいまでの番号がふられた、3m×3mの四角があります。選手は、わりふられた番号の場所に3人1組で入り、予選を共に過ごします。


私はグループBでの参加。まずは、3人で順番を決め、それぞれ出番に備えます。

私が申請したトリックの合計点数は【40点】

実は少し緊張していたのですが、予選が始まったら「できるトリックを成功させるだけ」という気持ちで取り組めました。でも、小刻みに震えていたかもしれません(笑)

1回目は4つ成功、2回目は5個成功!【35点】獲得。

フルマークならずでしたが、トリックが「できた!」という瞬間が楽しく、けん玉の魅力でもあります。見守ってくれた2人も喜んでハイタッチや「いけるいける!」と応援してくれました。励ましにより緊張がやわらぐこともあるのです。

チームによっては、かなり集中している選手もいるので、相手の様子を見て、応援や声がけは、控えたほうがいい場合もあります。

予選終了後は、会場内にあるQRコードを読み込み、得点を提出します。以前は、得点を自分で集計し、紙をスタッフに提出していたので、提出しやすくなりましたね。

自分の出番が終わった後に「前半にあのトリックで、後半にこのトリックでもよかったなー」「次はこのトリックやりたいな」と自然と考えてしまう方もいたのではないでしょうか!?

こうやって3分間自分と向き合うと、気づきや課題、目標ができるので、来年への気持ち作りができて面白いですよね。

いよいよ予選結果発表!!

1日目の最後は、予選結果発表!!

決勝は総勢40名が出場。当日予選通過者(シード選手を除き)予選の上位25位タイ、シード枠5名、特別枠(ワイルドカード)として次の4つの枠があります。国と地域枠3名、大陸枠2名、ジェンダー枠2名、年代別枠2名が出場できます。

1,2点の得点差で、決勝選手にギリギリ選ばれることもあれば、選ばれないこともあって、毎年ドラマが生まれる瞬間でもあります。

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予選に参加した選手も応援している観客も、一緒になってステージ前に集まり、誰が決勝に進むのか、固唾を飲んで、MCが読み上げる得点と一人ひとりの名前に耳を傾けます。
呼ばれた選手を一部ご紹介。歴代のチャンピオンであるTakuya選手、Rui選手、Yasu選手、So選手をはじめ、予選で高得点をとったMotty選手、Hayato選手も予選通過となりました。女性ではNonoka選手、Yukie選手、Nowa選手、Toko選手も決勝へ進みます。

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他にも決勝に進んだ選手が沢山います。けん玉チームに所属していたり、技術が高く高得点の選手ばかりでした。
個人的には、10代20代の選手が多くいる中、年代別枠から30代40代の選手が決勝に進むと知り、その年代からもステージにあがる方がいることに胸が熱くなりました。


GLOKENグローバルけん玉ネットワークチャンネル:1日目のアーカイブはこちら

決勝の様子は決勝レポートでお伝えしますね。その前に、予選を楽しむポイントをご紹介します。

予選を楽しむ5つのポイント

オンライン参加でも、廿日市現地参加でも、実際にトリックに挑戦する場所に移動した時に、私や周りの方々が取り入れているポイントをお伝えしますね。

①自分に合った立ち位置やけん玉が見やすい場所を見つける

周りは多くの人ばかりで、どこを向いてやろうかと、迷うことがあると思います。そんな中でもできるだけ、集中できそうな立ち位置を見つけます。
例えば、自分から見て壁が背景になっていること。そうすることで、玉や穴の位置が見やすくなります。あとは、照明の当たり具合などですかね。

②自分がけん玉をしている姿を録画する

参加者は、予選で自分がけん玉をしている様子を動画に収める方もいます。記録として残したり、SNSにのせたりすることを楽しむ方もいます。

③自分が選んだトリックリストに全力で挑む

成功させたいと思って選んだ10個のトリックに全集中!

挑戦する緊張感もトリックができた達成感も、できなかった悔しさも、すべての感情を楽しんでください。

④チームメンバーと交流しよう

これは廿日市での参加者の話ですが、予選は3人1組となり、お互いに記録をつけます。 
たくさんの参加者がいる中で、同じチームになったのも何かの縁。応援したりハイタッチしたりするもよし、SNSのアカウントを交換するもよし!

終わった後は、チームメンバーで写真撮影して交流を深めてみてください。

⑤憧れのプレーヤーに声を掛けてみよう

会場内には、チームメンバーだけではなく、SNS上で繋がったプレーヤーや憧れのプレーヤーもいるはず!!出場出番の直前は集中モードになっている選手もいるので、開会前や予選終了後に話しかけるのがベストかも!!
相手の様子を見て、タイミングがよければ、一緒に写真や動画撮影できることもあるので、勇気を出して話しかけてみましょう!!
私も過去のけん玉W杯で「インスタ見てます!」「こんにちはー!○○さんですか?」という感じに声を掛けて、今でも交流している方や写真を撮ってもらった方がいます。

予選終了後は、スポンサー紹介やプロのけん玉チームによるパフォーマンス、会場全員が参加し、楽しめるミニゲームがありました。また、別会場では、組子ワークショップやお箸作りのワークショップ、木育AR博物館など、出場していなくても木材に触れ、知ることができる楽しい催しもありました。

選手として参加してみて

今年で5回目の参加、やっぱり参加すると楽しいんです(笑)
実はギリギリまで参加を悩んでいましたが、今では、広島県廿日市市に行って、選手として参加してよかったなと思います。(練習不足でしたが……笑)

久しぶりに会うけん玉繋がりの友人達、自分で選んだトリックに挑戦する楽しさ、現地に来ることでしか味わえないことが盛りだくさん。「今年はこんなルールになったんだ」と、大会自体も年々アップデートされている部分もあります。
楽しいがベースなのですが、大人になると欲がでるのか、妙に緊張したり、体に力が入ってしまうんです(笑)

けん玉が上手い下手、そういうことは関係なく、それぞれが楽しめる大会なんですよね。

今後知っておくと役に立つ、けん玉用語をまとめました!

けん玉W杯用語集

ウッドワン:2015年から特別協賛の株式会社ウッドワン様の名称

けん玉ワールドカップ(KWC、けん玉W杯):括弧内のように略すこともある。世界中のけん玉プレイヤーが一堂に会し、競技で世界一を決めるとともに、交流できるイベント

GLOKEN:(一社)グローバルけん玉ネットワーク。けん玉を通じて、みんなの日常に「楽しい!」がもっとある、豊かな社会づくりに貢献するを理念に、世界中の人々がけん玉を楽しむための環境づくりに取り組んでいる。

トリック:けん玉の技

メイク:けん玉の技が成功すること

レベル10:けん玉の技のレベルを表す

フルマーク:選択した技を全て成功すること

Chan_Eri(ちゃんえり)

けん玉歴:7年目突入
職業:保育士
けん玉先生取得/けん玉検定エキスパート3級合格
マテオチャンスは人生で1回成功/ジャグ系はまだまだ練習中
KWC出場歴:5回(2022年込み)

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